【泊船 HAKUSEN】「歴史的建築で、伊賀の魅力を伝える」異業種からの挑戦&憧れの場所で新たな一歩
レセプション担当 藤本さん|キッチン担当 藤川美也子さん
三重県伊賀市、伊賀上野城のふもとに佇む「泊船 HAKUSEN」。 建築家・坂倉準三が設計したモダニズム建築の傑作が、2025年7月、ホテルと図書館の複合施設「SAKAKURA BASE」として生まれ変わりました。その2階に位置するのが、全19室のスモールブティックホテル「泊船 HAKUSEN」です。 今回は、オープンしたばかりのこの場所で働く、レセプション担当の藤本さんと、キッチン担当の藤川さんにお話を伺いました。
名建築を再生したホテル「泊船 HAKUSEN」



日本モダニズム建築の巨匠・坂倉準三が設計した三重県伊賀市の市指定文化財「旧上野市庁舎」(1964年竣工)を再生。その建築思想を現代に引き継ぐスモールブティックホテル
「泊船 HAKUSEN」として、2025年7月21日に開業しました。
2026年春には同施設内に図書館もオープン予定。歴史、文化、そして伊賀の街並みを感じながら、暮らすように泊まれる特別な場所です。
異業種からの転身。「何でもやる」からこそ面白い

三重県伊勢市出身。不動産管理の仕事を経て、グループ会社からの出向でホテル業へ。現在は片道1時間半かけて伊勢から通勤し、フロント業務を中心に、客室チェックや予約メールの処理など運営全般を担当しています。
– このお仕事を選んだきっかけを教えてください。
藤本さん:「もともとはグループ内の別会社で不動産の管理や営業をしていました。ホテルの人手不足に伴い、出向という形でここへ来ることになったんです。伊勢市出身で伊賀の土地勘もホテルの勤務経験もなく、最初は不安だらけでした。
休憩時間に街を歩いてみたりするうちに、ある程度伊賀市内の説明をできるようになりました。逆にお客様に教えていただくこともあり、今では楽しみながらやっています。」

– 現在はどのような業務を担当されていますか?
藤本さん:「メインはレセプションですが、少人数のチームなので何でもやります(笑)。チェックイン・アウトの対応はもちろん、客室のチェック、時にはキッチンの洗い物をお手伝いすることも。スタッフ一人ひとりが『より良いサービスのために』と日々考え、助け合いながら動いている、とても意欲的な職場です。」

– 施設の魅力はどんなところにあると思いますか?
藤本さん:「やはり一番はこの『建物』そのものです。中庭の「内と外との繋がり」や、雨の流れを見せるガーゴイル形式の雨樋など、天気によって建物が見せる表情が違います。お客様が何度来ても飽きさせず、「また来たい」と思わせる力があると感じています。
また、重要文化財のため火気が使えず食事は朝食のみの提供なのですが、逆に夕食は伊賀の街に出て食事をしていただくことで、街の雰囲気を感じ取ってもらえますし、伊賀市にとっても良いことだと考えています。」
– 周辺を観光をするには抜群の立地ですよね。
藤本さん:「そうですね。また、2026年の4月頃には図書館がオープンする予定です。本好きの方など、また新たな客層の方に来ていただけそうで楽しみです。」
– 宿泊業に携わる上で、伊賀市ならではの強みはありますか?
藤本さん:「忍者や松尾芭蕉、伊賀焼などの文化的な強みがあります。市内の施設で体験された後に宿泊されるお客様も多いですね。また、食に関しても伊賀牛や伊賀米、日本酒など美味しいものがたくさんあります。今後はホテルとしても、そういった地元のものを取り入れ、お客様にもっと『伊賀』を感じてもらえるようにしていきたいです。」

– 仕事の「やりがい」はどんな瞬間に感じますか?
藤本さん:「お客様の笑顔が見られた瞬間ですね。建築関係のお仕事で来られた方が、建物をとても気に入ってくださり、『今度は家族を連れてくるよ』と言ってリピーターになってくださった時は、本当に嬉しかったです。まだオープンして間もないので、業務フローが変わることも多いですが、その都度『もっとこうした方がいい』と考え、自分たちで作り上げていく楽しさがあります。」
– 最後に、求職者の方へメッセージをお願いします。
藤本さん:「何事にも丁寧な方、また様々な要望やトラブルに対して冷静に判断し、柔軟に対応できる方と一緒に働けると嬉しいです。少人数のチームで様々な業務を経験できるので、自身の成長にも繋がる仕事だと思います。『地元を盛り上げたい』という意欲的な方のご応募、お待ちしています。」
藤本さんの1日のスケジュール

09:00|出社・ミーティング
当日の予約確認やメールチェック。
10:00|チェックアウト対応
お客様のお見送り、朝食の引き上げや部屋のチェック。
12:00|お昼休憩
時には近くの飲食店へ行き、街の情報をインプットすることも。
15:00|チェックイン対応
フロント業務の合間に、発注や事務作業も進める。
18:00|退社
憧れの場所で、新たな一歩
素敵な空間と器に囲まれて

兵庫県姫路市出身、現在は伊賀市在住。工務店の事務仕事と両立しながら、アルバイトとしてキッチン業務を担当されています。
– このお仕事を選んだきっかけを教えてください。
藤川さん:「50歳を過ぎて『何か新しいことを始めたいな』と漠然と思っていたんです。ホテルの前の道をよく通るのですが、『なんだかおしゃれな感じになってきたなぁ』と気になっていて。ちょうどお昼までの時間帯で働ける求人を見つけ、『こんな素敵なホテルで働けるなんていいな』と思い切って応募しました。夫の仕事の事務もしているのですが、時間帯がちょうど良く両立できています。」

– 実際に働いてみて、職場の雰囲気はいかがですか?
藤川さん:「すごくアットホームです。私はキッチン担当なので、朝食の仕込みやお部屋までお食事をお届けするのが主な仕事なのですが、お客様がドアを開けた瞬間に『わぁっ!』と喜んでくださるのが本当に嬉しくて。伊賀は私の出身地である姫路と同じ城下町なので、雰囲気が似ていて落ち着くんですよね。この歴史ある建物で働けること自体が楽しみの一つになっています。」
– 求職者の方へメッセージをお願いします。
藤川さん:「アルバイトでも、このようなおしゃれで素敵な場所で働けるのは魅力的です。キッチンのお仕事では、扱っている食器もすごく素敵なんです。そういう『本物』を身近に感じながらお仕事ができるのはとても楽しいですよ。雑貨や雰囲気が好きな方には、ぜひ来ていただきたいなと思います。」
「泊船 HAKUSEN」の採用情報

「泊船 HAKUSEN」の採用情報はこちらから
【泊船 HAKUSEN】
住所:三重県伊賀市上野丸之内116 旧上野市庁舎 SAKAKURA BASE
https://hakusen-iga.com/