【オドルの森】「菰野町の森に新しい価値を創造」異色の経歴を持つ社長が語る、森と遊びと仕事の未来。
代表取締役 大森 ユキトさん
三重県菰野町、湯の山温泉のほど近くに位置する「フォレストアドベンチャー・湯の山」。 2024年、ここは新たに「オドルの森」として生まれ変わりました。 かつて放置されていた里山を、「自然をそのまま活かしたリクリエーションの森」として再生させるプロジェクト。フランス発祥のアウトドアパーク「フォレストアドベンチャー」に加え、新たに四輪バギーで森を駆け抜ける「カモシカバギー」もスタートしました。 今回は、酒蔵の蔵人から転身し、2024年2月に株式会社森の香りの代表取締役に就任した大森ユキトさんに、森で働く魅力や、菰野町での挑戦についてじっくりとお話を伺いました。
心がオドル、森遊び。
アドベンチャーパーク「オドルの森」



三重県菰野町にある「オドルの森」は、自然を全身で感じられるアドベンチャーパークです。
豊かな森の中で、樹上のアスレチック「フォレストアドベンチャー・湯の山」と、森の中を駆け抜ける四輪バギー「カモシカバギー」が楽しめます。
まるで冒険家になったようなスリルと、森の息吹を感じながら、日常を忘れて思いっきり体を動かせるのが魅力です。
森を「開発」するのではなく「利用」する。地域の理解と安全への想い

兵庫県出身。半自給自足の家庭で育ち、酒蔵の蔵人や農業を経てフォレストアドベンチャーの世界へ。2019年の湯の山パーク立ち上げから携わり、2024年2月より現職。
– まず、このお仕事を選んだきっかけを教えてください。
大森さん:「もともとは酒蔵で蔵人をしていました。冬は酒造り、夏はお茶農家など、季節に合わせた働き方をしていたんです。その頃に、フォレストアドベンチャーとご縁があったのが始まりでした。
ものづくりが好きで、『造る』という点では、お酒も森もどこか通じるものがあるなと感じていて。その後、体調を崩して転職を考えていたタイミングで『本業としてやってみないか』と前代表から声をかけていただき、2018年の秋に三重へ来ました。」

– 立ち上げ当初、地元・菰野町でのスタートに不安はありませんでしたか?
大森さん:「最初の地元説明会は、本当に緊張しましたね(笑)。正座しすぎて足の感覚がなくなるくらいでした。
レジャー施設と聞くと、『自然を壊すのでは?』『コンクリートで固めてしまうのでは?』と心配される方も多いんです。でも私たちは、森を切り開くのではなく、間伐などを行いながら”森を利用して、良くしていく”事業です。
その想いを丁寧に伝えていく中で、『それならいい取り組みだね』と言ってもらえた時は、本当に嬉しかったです。地元の有力者の方に『まずは3年、無事故でやりなさい。そうすれば信用はついてくる』と背中を押していただいた言葉は、今でも心に残っています。」

– 大森さんが考える、オドルの森の魅力は何でしょうか?
大森さん:「ただ楽しいだけじゃなく、遊びの中に”生きる力”や“考える力”が自然と身につくところですね。フォレストアドベンチャーでは、自分の安全は自分で守るのが基本です。安全器具の操作も自分で行い、それをパートナーとダブルチェックします。
特に印象的だったのが、あるお父さんの言葉です。中学生の娘さんと参加されたのですが、『こんなに娘と会話ができたのは久しぶりだ』と、本当に嬉しそうに話してくださったことがありました。
普段は会話が少ない年頃でも、ここではお互いの命綱を確認し合い、『お父さん痛いよ!』『ちゃんとやってないやん!』なんて言い合いながら(笑)。同じ目線で冒険することで、自然と親子の垣根がなくなります。
”一緒に困難を乗り越える”そんな体験を通して、普段の親子の距離がグッと縮まるのもこの場所の魅力だと思います。」

– 仕事のやりがいや、逆に厳しさはどんなところでしょう?
大森さん:「お客様が帰り際にボソッと『あー楽しかった』と言ってくれるのが聞こえた時は、やっぱり最高に嬉しいですね。
一方で、安全管理に対しては徹底をしています。常に360度アンテナを張って、違和感に気づけるかどうかが重要です。パートタイムスタッフさんが、プライベートで川遊びに行った際、視界の端で溺れかけている子供に瞬時に気づいて、助けたことがあったそうです。
『普段から視野を広げる訓練をしていたおかげ』と言ってくれて、ここで得たものが役立っていることが誇らしかったですね。」

– 職場の雰囲気や、スタッフに求めていることはありますか?
大森さん:「うちは『プライベート最優先』と言っています。家族との時間や、他にやりたいことがあるならそっちを優先してほしい。その代わり、出勤したら100%のパフォーマンスを出してね、と。
スタッフは個性豊かなメンバーが多いですよ。過去には『ラーメン屋をやりたい』『山小屋で働きたい』と言って卒業していったスタッフもいますが、夢を応援できるのは嬉しいことですね。」
– 兵庫県から移住されて、菰野町の印象はいかがですか?
大森さん:「正直、最初は三重県の場所もよくわかっていなかったんです。でも住んでみると、ポテンシャルの高さに驚きました。
おしゃれなカフェや美味しい飲食店があり、由緒ある湯の山温泉があり、キャンプ場もロープウエイもある。新名神高速道路が開通してアクセスも抜群です。最近は同世代の方が家を建てて移住してくるケースも増えていますね。自然が豊かで公園も多く、子育てもしやすい。僕自身、毎日この辺りのお店を開拓するのが楽しみなんです。」
– 最後に、求職者の方へメッセージをお願いします。
大森さん:「自然が好きで、季節の変化を楽しめる方にはぴったりの職場です。夏は忙しいですが、オフシーズンには長期休暇を取って旅行に行くスタッフもいます。
特別なスキルは必要ありません。お客様との距離感を大切にしながら、森の中で一緒に働きましょう。県外からの移住も歓迎ですし、地元・菰野町の方もぜひ来てくれたら嬉しいです。」
大森さんの1日のスケジュール(オンシーズン例)

08:00|出社・朝礼
当日の予約状況の確認や業務の割り振りを行います。
08:15|コース点検・安全確認
お客様を迎える前に、コース上に異常がないか、樹木の健康状態などを入念にチェックします。
09:00|オープン・接客
お客様への安全講習(セーフティブリーフィング)や、受付、装備の装着サポートなどを行います。
12:00|お昼休憩
スタッフ交代で休憩を取ります。(午前・午後に小休憩あり)
13:00|運営・メンテナンス
パーク内のパトロールや、SNSの更新、施設の修繕作業などを行います。時には特殊伐採などの林業的な作業も。
17:00|営業終了・片付け
翌日の準備をして終了。
※季節により変動あり。オフシーズンは早めに終わることもあります。
※シフトにより変動あり
オドルの森(株式会社森の香り)の採用情報

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【オドルの森 / フォレストアドベンチャー・湯の山】
住所:三重県三重郡菰野町菰野4958
https://www.mori-kaori.jp/